LilyTarotのブログ

タロット占い師リリーと申します

フールズジャーニー【4.皇帝】

女帝の元を離れた愚者が、

次に向かった先は、皇帝のいる

大きく寒々しくそびえたつ城だった。

 

城の中へと入ると、皆

それぞれの役割を果たし

滞りなく、皇帝の世界は回っている。

 

それはまるで次の動きを予測している

無駄のない動き。

その姿に愚者は、

「何かしらの法則がそこにはある」と

気付き、その発見する喜びを

経験していた。

 

その法則にそぐわない動きをする者は

長によって罰せられ、

罰せられたものは、イライラしている。

 

それを見た愚者は、

「自制心を持ってルールを守る厳しさ」も

学んだ。

 

様々な組織をルールによって統括、統制し、

その秩序を守る権威を持つ皇帝に

愚者は目を輝かせていた。

 

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