LilyTarotのブログ

タロット占い師リリーと申します

フールズジャーニー【6.恋人たち】


教会という枠の中で愚者は、

ある一人の人にだけ感じた事のない

性的な思いが心の中に

沸き起こるのを感じた。

 

「あの人ともっと仲良くなりたい」

 

「しかし、司祭様は『そうした関係を

悪であり、その様な関係を

持ってはいけない事だ』言っている」

 

「なぜだろう。。司祭様の言っている事は

正しい」

 

「分かっているのに、止められない

この気持ちは何なのだろうか」

 

愚者はこの時、

「社会に合わせていくべきだという考え」と

 

「心に正直になりたいという衝動」の間で

 

迷っていた。

 

来る日も来る日も考えた。

社会に合わせていく事 規則に従う事

これによって社会は守ってくれる。

 

しかし、自分の価値観がその社会と

合わなくなった時、

自身のこの衝動を抑えられないのだとしたら

 

私は、この教会(社会)から

出ていかなくてはならない。

 

ここから出ていくからには、

当然教会(社会)は私を

守ってはくれない。

自分で自分を、そしてあの人を

守らなければならない。

 

考えた末に、愚者は決意した。

 

その教会から出ていく事を。。

 

 

【LINE公式アカウント】
もしこのお話がご参考になりましたら
下記の公式アカウントの
お友達追加して下さいね♪
↓     ↓     ↓

lin.ee

フールズジャーニー【5.教皇】

教会が見えてきた。

愚者は、その教会に目をやると

一人の司祭が彼に気付き

手招きをしている。

 

愚者が、教会に入ると

子供たちが

司祭の声に耳を傾け

話を聞いているのを見て

彼も子供たちと同じ様に

話を聞く事にした。

 

司祭は、子供たちに

文化や伝統、宗教にまつわる信条など

社会に必要な習慣や知識を

おもしろおかしく話聞かせている。

 

それはこれから社会へと参加する

子供たちにとっての指針となり、

帰属意識を養う事に繋がる。

 

その中で愚者は、

「社会という集団の中での

自分がどれだけ十分に認めてもらって

いるのだろう」

と、関心を示すのであった。

 

 

【LINE公式アカウント】

もしこのお話がご参考になりましたら

下記の公式アカウントの

お友達追加して下さいね♪

↓     ↓     ↓

lin.ee

フールズジャーニー【4.皇帝】

女帝の元を離れた愚者が、

次に向かった先は、皇帝のいる

大きく寒々しくそびえたつ城だった。

 

城の中へと入ると、皆

それぞれの役割を果たし

滞りなく、皇帝の世界は回っている。

 

それはまるで次の動きを予測している

無駄のない動き。

その姿に愚者は、

「何かしらの法則がそこにはある」と

気付き、その発見する喜びを

経験していた。

 

その法則にそぐわない動きをする者は

長によって罰せられ、

罰せられたものは、イライラしている。

 

それを見た愚者は、

「自制心を持ってルールを守る厳しさ」も

学んだ。

 

様々な組織をルールによって統括、統制し、

その秩序を守る権威を持つ皇帝に

愚者は目を輝かせていた。

 

【LINE公式アカウント】

もしこのお話がご参考になりましたら

下記の公式アカウントの

お友達追加して下さいね♪

↓     ↓     ↓

lin.ee

フールズジャーニー【3.女帝】

愚者は、少しずつ成長し、

五感を発達させていく中で、

その感覚が何なのかを意識し始める。

 

初めに意識したのは、

温かく世話をしている愛に満ちた

母の存在(女帝)である。

 

その姿は、とても愛おしく、

愚者は喜びを隠さずにはいられなかった。

 

周囲を見渡すと大きな木々に

豊かに実ったトウモロコシ畑。

しぶきを上げて流れ落ちる滝。

 

それら全てに触れ、

全てに命がある事を感じた愚者は、

母の恵み、母なる大地の恵みに対して

大きな喜びを感じ、

 

「愛を受け、喜びを感じる事の大切さ」

 

を学んだ。

 

 

【LINE公式アカウント】

もしこのお話がご参考になりましたら

下記の公式アカウントの

お友達追加して下さいね♪

↓     ↓     ↓

lin.ee

フールズジャーニー【2.女司祭】

魔術師の隣には、

美しい女性が静かに佇んでいる。

彼女は愚者にこう言った。

 

「あなたのその心の奥に溢れている力の源…

その源は、あなたによって

この世界に顕現されるのを待っている…」

 

そう、彼女は愚者に

「形あるものはみな、

その強烈な力の源によって

創られている」事を教えてくれる。

 

愚者は、女司祭から

 

「がむしゃらに行動を

起こすだけではいけない。

時には自分の中に眠る

力の源泉に目を向ける事も必要なんだ」

 

という事を学んだ。

 

魔術師とは正反対の位置にある女司祭。

彼女は「ネガティヴ」な側面であり、

女性的な面の象徴である。

 

「女性的」というのは、

感情をそのまま感じる事であり、

受け入れる力である。

 

魔術師と女司祭は、二人とも同格であり、

人生の様々な局面で必ず現れる

二項対立の基礎である。

 

 

【LINE公式アカウント】

もしこのお話がご参考になりましたら

下記の公式アカウントの

お友達追加して下さいね♪

↓     ↓     ↓

lin.ee

フールズジャーニー【1.魔術師】

人生の旅を始めた愚者は、

ある一人の魔術師に出会う。

魔術師は、愚者にこう言った。

 

「お前の望むものを形にする為には、

まずは己を信じ、意志と力を集中し、

行動を起こせ。」と。

 

魔術師の言葉を受け入れた愚者は、

「自分が望むものを形にするには、

自分を信じて、行動していけばいい」事を

学んだ。

 

己を信じるという事は、己を否定しない

ポジティヴな力。

生まれたままのその姿、性格、全てが

神から与えられた力であり、

能力なのである。

 

魔術師は、人のポジティヴな側面であり、

男性的な面の象徴である。

 

「男性的」というのは、

論理的な思考や、目標を

達成しようとする行動力である。

 

男性にも女性にも

「男性性」や「女性性」は存在しており、

その中でも魔術師は、

「男性性」を象徴している。

 

【LINE公式アカウント】

もしこのお話がご参考になりましたら

下記の公式アカウントの

お友達追加して下さいね♪

↓     ↓     ↓

lin.ee

フールズジャーニー【0.愚者】

 

 

「生まれたばかりの赤ん坊の様に

純粋で汚れを知らない彼は、

人生の旅を始めようとしている。

 

彼は目を輝かせて

この先にある困難にも気づかずに

何でも知ろうと積極的に、

かつ本能的に歩き始める。」

 

「ゼロ」とはプラスとマイナスの間にあり、

ニュートラルな状態を表している。

これは「善悪」の判断の無い状態であり

愚者自身が、

個人の世界の中心にいる事を意味している。

 

「ゼロ」=「何も無い」「空っぽ」であり、

何にも持たずにただ

自分の本能のままに旅を始める。

 

こんな人を世間では

「愚か者」と言われるのかもしれないが

 

果たして本当に彼は「愚者」なのだろうか?

 

「どうなるか分からないから動かない」

 

ではなく、

 

「分からないのは当たり前!

さぁ、知ろう!動こう!」

 

という愚者の精神は、

人生において新しい世界を見せてくれる

大切な考えだと思いますね。

 

【LINE公式アカウント】

もしこのお話がご参考になりましたら

下記の公式アカウントの

お友達追加して下さいね♪

↓     ↓     ↓

https://lin.ee/YGz04YM