フールズジャーニー【9.隠者】
愚者は、疲れていた。。
自己満足の為に勝ち取ってきた事も
人に対する態度や言動さえも
自身の欲に負けず、忍耐で乗り越え、
寛容である様努めてきた。
愚者は、自然と自身に問いかけていた。
「なぜ。。?」
「なぜこんなに苦しく、
最後には必ず死を迎えるにも関わらず、
人は生きるのか」と。
その答えを見つけ出そうと、
考える事に明け暮れた。
そしてその疑問は、自身の内面に及んだ。
「なぜこんなにも欲を止められないのか」
「この沸き起こる感情は何なのだ」
「なぜこんな気持ちになるのか」
この時愚者は、物質に対する欲は消え失せ、
人の声が聞こえない
深く寒々しい山の頂を
独り、目指していた。
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